皆さんAmazonで販売していて、1円だけ値下げしてきてカートを独占したがるセラーに出会ったことはありませんか??
もちろん、これは悪いことではないですし、戦略上必要な時もあります。
結果的にカートを独占することができても価格崩壊を招くことが多いです。そして、1円だけ値下げされると、自分の商品がまったく売れずに不良在庫となってしまいます。
結構困りませんか??
そんなときは思いっきり値下げして、2分後に価格を戻しましょう!
では、こういった困った状況の分析と対策をまとめたいと思います。 このノウハウの実践編はこちら→ライバルセラー撃退してみた
Contents
なぜ1円値下げが起こるのか?
Amazonは”カート取得”というシステムがあるため、自分の商品を売るためには常に”最安値”である必要があります。(同じ配送方法のセラーに対し)
ここで、最安値であればその商品自体の商品力によって、一定数の販売が確保されるのですが、下記要素が絡んできたときに1円値下げが発生します。
- 相乗りセラーが増えてきて、当初の予定より在庫が捌けない
- キャッシュフローの観点から、利益を下げてでもいいから在庫を捌きたい
- ライバルセラーがどこまで値下げ合戦に耐えられるのか調査したい
- 単純に売り上げを独り占めしたい
ライバルセラーより1円でも値下がると、カートが最安値セラーに移行するため、その商品の販売を独占することができます。
しかし、昨今自動価格改定ツールの導入により、この1円値下げに対して瞬時にライバルも追従してしまい(自動で)、結果的に値下げをしてもカートを独占できない状態に戻ってしまいます。
ここからは負のスパイラルが始まり、値下げ→一時的にカート独占→ライバル追従→値下げ、と延々と続いてい行きます。
結局、誰かが耐えられなくなるまでこのチキンレースは続きます。
(蛇足ですが、お客さん目線ではうれしいですよね?Amazonの仕組って本当にすごいなぁと感心してしまいます。)
仕入れ価格に絶対的自信がある商品以外は自動化価格改定をやめよう
自動価格改定に頼っていると、知らない間にどんどん値下がりが進み、気づいたら赤字(価格の下限値は設定できます)なんてこともしばしばです。
そして、赤字領域まで値下がりが進むと、お客さんの購買力も上昇し、知らない間に赤字のまま在庫が売り切れた! なんてことになります。
自動価格改定にはこういったリスクが潜んでいるため、使い方を間違えると大損する可能性があります。
自動価格改定利用者をシステム的に損切り状態&在庫切れに陥らせる
もうお分かりかと思いますが、逆にこの仕組を利用して1円値下げの困ったちゃんを撃退することもできます。
- 自動価格改定をオフに
- 自分の仕入れ価格に対し、痛くない程度の赤字額に価格改定
- 商品ページで自分の価格が変わったことを確認
- ライバルの価格が追従してきたことを確認(2分ぐらいで追従してきます)
- 価格をもとに戻す
- 追従してきたライバルたちはお互い最安値のため、プログラム上最安を維持してしまう。
- 購買力が上がり、在庫切れを起こし、最安値だったセラーがいなくなる
- 価格が元に戻る
※この手法が使えるのは追従するライバルが2人以上いる時のみです。また、各セラーがいくらまで追従してきたかメモを取ることで、そのセラーが自動価格改定を使っているか、また追従が途中で止まった場合、そのセラーの限界価格を知ることが可能です。
赤字商品のリピートというマインドブロック
そして、このやり方で在庫切れを起こしたセラーは赤字をたくさん叩き出したことにより、リピートに対してのマインドブロックがかかります。
このやり方で絶対大丈夫、というわけではないですが、一定の効果はあるので試してみてください。
まとめ
後先考えない値下げと、自動価格改定の設定には十分気を付けましょう!
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