みなさん朗報です!
アメリカAmazon輸出で失敗しましたよー!!
人の不幸は蜜の味ですね!
送料・通関で想定外の出費が発生していました。。。。。。orz
ざっくり20万くらいのロスです。
アメリカ向けに輸出(越境EC)をやられている方はこの記事を読んで同じ轍は踏まないようにしてください!!
Contents
予期せぬ手数料
リサーチ時に各種手数料を見積もったうえで利益計算をして仕入れをしていたのですが、その中でも通関に関する部分が漏れていました。
厳密には事前に計算できないので、納品を重ねるごとにかかった経費を精査して、利益計算に反映させていけばいいや、というスタンスでした。
ようやく、分析するデータの母数が大きくなってきたので精査してみると、通関手数料がとんでもないことになっていました。
これがその証拠です。

関税は15000円ちょっとなのですが、その他の手数料で3万円以上経費が掛かっていました。
申告額は86万円で、見込みの利益が消費税還付込みで13万円ほどですので、利益の2割を予期せぬ手数料に持っていかれてしまった計算です。
原因
ずばり、申告額です。
2500USDを基準に通関が変わるお話は以前にもさせて頂きましたのが、この時点ではリードタイムが伸びてしまうので注意しましょうね、という内容でした。
ここで、2500USDを超えて一般貨物扱いになってしまうと、略式手続きに比べ、様々な手数料がかかってくることがわかりました。
金額で一番大きなものは倉庫保管料です。
これは通関時に書類を求められた場合に、商品が保管されている日数分請求されます。
ざっと、かかった費用をまとめました。

水色で着色された行は略式通関で、それ以外は全て2500USDを超えています。
枠外の黄色のハイライトは直下の項目の平均値です。
関税はバラつきがありますが、現状の平均値は3.4%です。
沢山送っているので、送料だけでみるとキロ単価は700円を下回っています。
しかし、通関にかかった費用込みで計算すると、キロ単価は約1050円となっていました。
申告額を2500USD未満に抑えて小分けに発送することでこれを回避するとします。
しかし、重量が少なくなると、逆に送料の単価が上がってしまう問題が出てしまいました。
小分けにした場合
2500USDを超えないように、小分けにインボイスを作って発送した場合を計算してみます。
送料800円と仮定した場合
仮に40kg未満で梱包できたとすると、送料はおそらく800円/kgに落ち着くはずです。
逆に通関で追加でかかる費用はなくなります。
送料増加分と、通関手数料の圧縮分でどちらがお得か、という話になります。
小分けにしなかった場合(一般貨物通関):送料+通関費用=¥1,049,412
小分けにした場合(略式通関)(送料800円計算):送料+通関費用=¥1,007,860
小分けにした方が4万円お得になる、ということがわかりました。
あんまりおいしくないですね。手間ばっかり増えてしまいます。
送料700円になるように梱包できた場合
1申告が45kg以上になり、かつ2500USD未満になるように梱包できた場合、送料が700円になります。
具体的には140サイズ1箱+120サイズ2箱以上の梱包で成立します。
この場合は同じ計算をすると、小分けにした方が約14万円お得になる、ということがわかりました。
ここまでくればかなり効果がありますね。是非取り入れたいです。
SLは難しい
ところが、小型軽量商品(SL商品)は小さいものを縦積みして納品するので、どうしてもボリューム(重量)に対して申告額が高くなっていしまいます。
では、バランスがとれるように軽くてかさばるものを組み合わせてみては?と試してみたものの、納品プラン作成時に必ずしも同じ納品先に統一されないということがわかりました。コレに関しては運です。
現状の私の商品ラインナップでは
送料を安くすると申告額が2500USDを超えてしまう or 申告額を安くすると送料が高くなってしまう
というジレンマに陥ることがわかりました。
小分けにすると手間がとても増えてしまうので、SL商品については通関費用が高くなったとしてもこのまま納品していこうと考えています。
それでも消費税還付込みであれば利益は残る計算にはなっていますので、なんとか回して行けそうです。
バランスが大事
最適化(丁度いいところを見つけるの)ってとても重要ですが、とても手間です。
データを揃えて、分析して、いろんなケーススタディをして自分なりの落としどころを見つけなければいけません。
これがライバルとの差別化につながり、ノウハウに繋がっていきます。
まとめ
- 申告額が2500USDを超えると、通関に時間がかかるだけでなく、手数料もかかる
- 申告額が2500USDを超えないように梱包すると、送料が高くなる。
- かさばるものをラインナップに入れて対応する
- 納品先が別れてしまう場合もあるので、こればかりは運
- 回数を重ねてデータを取って分析して、自分なりの落としどころを見つけましょう
- 最初、余計なコストがかかっていても、データを取ることで見えたノウハウはその価値があります。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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