11月に入ってからというもの、国内物販は冬物の売れ行きが好調です。
今回、初めてアパレルを取り扱ってみたのですが、各プラットホーム(Amazon、Yahoo!、楽天)でのアパレルとの親和性の違いがとても顕著に現れました。
仕入れ原価が約1.5万円の商品で、50個仕入れてありましたが(仕入れ額約75万円)、販売開始2週間でほぼ完売してしまいました。
その8割の売り上げが楽天からでした。Amazonでは全然売れません。(これにはびっくりです)
商品1個の手数料・送料を差し引いた後の粗利が4000円なので、ざっくり20万円の利益です。そして、この利益に関してはAmazon倉庫に納品してしまえば、ほぼ待ってるだけでした。ここがネット物販の凄いところだと思っています。
プラットホームごとの親和性
Amazonでは”カート取得”という仕組みのために、同じ商品を売りたい人は、最安値のショップ同士でAmazonの顧客(パイ)をみんなで均等に分け合う、というシステムになっています。
このため、最安値でないとカート取得ができず、人気の商品を持っていてもまったく売れません。そのため、時に行き過ぎた価格競争が起きやすく、顧客目線ではAmazon=リーズナブル、販売者目線では価格崩壊が起きやすいビジネスモデルになっています。また、商品ラインナップと価格を顧客に提供する価値として前面に押し出すために、非常に無機質な作りとなっています。
一方で楽天、ヤフーでは同じ商品を売りたい人が各店舗にてプラットホーム内で顧客を集客し商品を販売します。なので、集客さえできてしまえば価格に頼らずとも、例えばタイトルのフレーズなど右脳に訴えかけることで商品を売り込むことが可能です。このため、ショップごとにページの作りが異なり、ランディングページのような商品ページが乱立してごちゃごちゃしている印象があります。
このため、各プラットホームごとに顧客の属性がことなり、特に女性ものに関しては楽天が売りやすい、ということが言われています。(まさに今回の例はその通りとなりました)
ほぼ待つだけとは?
私はAmazonのFBA倉庫に納品し、そこをハブとして各プラットホームの顧客に商品を発送しています。
発送業務自体はAmazonのマルチチャネルサービスというものを利用し、オンラインで出荷指示をだすとアマゾンから自動で出荷される仕組みを取っています。
また、この出荷指示も各プラットホームからの注文をシステムで検知し、自動でAmazonに送信することで、ほぼ全自動を可能としています。
なので、実際に発生する作業と言えば、販売開始時の商品ページの作成(実作業3時間)、商品のAmazon倉庫への納品作業(実作業3時間)、顧客のイレギュラー対応のみとなります。
スタートアップ間もない弱小個人事業主でも、こういった仕組化が構築しやすいのがネット物販の強みであると言えます。
物販やるなら融資が必要
そんなに売れるなら100個でも200個でも仕入れたらいいのでは?となると思いますが、この商品、仕入れが1.5万円なので、200個仕入れようと思うと300万円も必要になります。
しかも、納期に1ヶ月、さらには楽天での売り上げは1ヶ月後の入金となるため、販売期間を含めるとざっくり3ヶ月は資金が止まってしまうことになります。
仕組化しやすいことはネット物販の魅力でもありますが、物販では仕入れ資金というハードルがついて回ります。
せどりから物販をスタートしている方は、なかなか大きな金額を動かすことが難しいと思います。
まずは実績を作り、その実績をもとに融資を受けて更に大きな仕入れを行い徐々にステップアップしていきましょう!
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